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事例研究

●ケース1:不登校対象児)中学3年生男子(A)、家族は祖父母と両親、弟の5人

発生経過)
 小学4年2学期から断続不登校、5年5月頃から完全不登校となる。その後引き籠もり、中学には全く登校できないまま3年生を迎える。Aは家庭内で頻繁にかんしゃくを起こし、気分の抑うつが激しく暴力行為も見られた。

指導経過)
第Ⅰ期:カバン登校期間
 母親が中学と頻繁にコンタクトを取る。Aは昼夜逆転の生活を改善する。
 (母親のカバン登校は疎遠になりがちな学校との交流を図ることと、カバンを通してAとクラスメートとの交流を図ることが目的)
第Ⅱ期:Aと学校のお見合い期間
 シェーピング法による再登校指導
 (行動を段階的に細分化し、スモールステップの形で形成し、最終的に目 標行動を獲得する)
第Ⅲ期:教室部分登校から完全登校期間
 行動契約法、行動リハーサル法
 (登校計画「行動契約」を立て、事前に教室登校を別場面で練習をする「行動リハーサル」)

考察)
 Aは長期不登校で再登校への希望を殆ど失い欠けていたが、母親の思いと学校側の熱心な働きかけで、指導から2ヶ月で登校を可能とし、8ヶ月で完全登校に至った。


●ケース2:場面緘黙対象児)中学3年女子(B)、家族は両親と妹の4人

発生経過)
 保育園から小学校低学年を通して、友だちと上手にコミュニケーションが取れないために、いじめ、攻撃の対象となる。学校側の対応の遅れから状況はますます悪化し、小学4年時に全身硬直が起こり「場面緘黙」との診断を受ける。その後硬直は頻度を増し、会話や一人での外出が困難になり、不登校状態に陥る。10以上の医療機関や相談機関を受診するが、症状の改善は見られないまま中学3年生になる。

指導経過)
第Ⅰ期:緊張弛緩訓練(身体の各部所の筋肉の緊張、弛緩を繰り返すトレーニング、これにより体温の上昇と心的なリラクゼーション効果が得られる)を中心とした不安マネージメント訓練
第Ⅱ期:小集団(同世代の女子2,3名)でのコミュニケーション訓練(動作法)
 *Ⅰ・Ⅱ期はメールを使用して意思確認を行う
第Ⅲ期:主張訓練(うなずく、首を振るなど)、言語(「アー」の発声など)コミュニケーション訓練
 *Ⅲ期は電話での直接対話で意思確認を行う
第Ⅳ期:大集団(学校、学級内)でのコミュニケーション訓練
 *Ⅳ期は対面会話で意思確認を行う

考察)
 Bの指導は「緊張緩和→小集団への適応→作業中心のコミュニケーション→会話でのコミュニケーション大→集団への適応」のプログラムに沿って行った。この間、Bは教室登校や修学旅行への参加など積極的な行動化が見られた。Bの指導に要した期間は7ヶ月であった。


企業研修

飲食業A社

  『部下の業績を最大化するための支援ツール作成と実践』(日本行動分析学会にて発表)

製造業B社

  組織行動マネジメント理論を基礎にして企業の人材育成を支援


カウンセリング研修

参加者:中学校の生徒指導教諭

研修期間:2004年11月~2005年5月

研修に至る背景:

  昨今の子ども達の変化や保護者の思いに柔軟に対応できる生徒指導体制を目指して(従来の生徒指導の方法が通用しなくなった現状を踏まえて)、 心ある先生方の中から学びの場を作る動きが生まれた。 リブ心理教育研究所ではそうした向上心溢れる先生方を支援するためカウンセリング研修を実施した。 その内容は以下の通りである。

自己主張トレーニング ―直接観察によるアセスメント―

「不登校の様態区分」グループ別にみた「不登校時の様子」

教師のリーダーシップ ―個別面接の基本技法―

ある行動科学的アプローチ マネジメント

行動カウンセリング ―各種の問題・症状と行動療法緒技法―

外傷後ストレス障害 ―トラウマと関連する症状や疾患とは―

事例研究の基礎知識と演習

ピアサポートヘルピング

「共感的に理解すること」

コーチングは進行形 ―目標に向かいながら修正―

面接技法の基礎知識と演習

キャリア発達

ゲシュタルト療法

ソーシャルスキル・トレーニング

アセスメント(見立て)の実践


 

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